発達障害について

 発達障害とは脳の機能障害により、子どもが発達していく過程で見られる行動の遅れや認知の障害などを伴う発達の遅れを指します。

 日本における発達障害者支援法の定義によると、「自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、その他これに類する脳機能障害であって、その症状が通常低年齢に置いて発言するもの」とされています。

広汎性発達障害:脳機能の広範な領域における発達の遅れなどが見られる障害)

しかし、アメリカ精神医学会の診断分類やWHO(世界保健機関)による疾病分類では、日本の定義とは異なっており、発達障害の範囲の捉え方は統一されていません。

 

 聞く、話す、読む、書く、計算する、推論することなどを苦手とする学習障害LD)や、行動面において不注意や多動性、衝動性が見られる注意欠陥・多動性障害(ADHD)、こだわりが強く、人との関わりにより対人関係を築いたり、コミュニケーション(言語的・非言語的)をとったりすることが不得意な自閉症アスペルガー症候群など自閉症スペクトラムをもつ子どもが、現在の通常学級6.5%ほど在籍していることが文部科学省の全国公立小中学校実態調査で報告されています(2012年)。

 

 発達障害には、①脳内の中枢神経系の機能障害であること、②乳幼児期に行動特性が現れること、

③行動特性は本人の発達や環境によって変化し、また、よい療育を受けたり、周囲の理解や働きかけによって改善するという3つの特徴があります。

 したがって、早期発見早期療育重要であることが分かります。