ご指導の内容について

 学習障害や軽度知的障害をおもちのお子さんは数概念の習得や、言葉が持つ意味やイメージの理解が難しく、学童期においては算数や国語の授業内容の理解に難しさが生じやすくなります。

 特異な認知特性をお持ちのお子さんは、典型的な発達によるお子さんとは認知獲得の手段や方法が異なり、またそれらの理解に長期的な時間を要します。

そのため、一般的な学習塾や家庭教師などの教授による学習では理解や知識の習得ができずお子さん自身の苦手意識も高まってしまいます

 以上の理由から、発達検査や個別面談時の参与観察、及び、お子さんの発達歴などからお子さんのニーズを理解し、お子さんの認知特性に合った課題のもとで学習支援を行っていくことが重要となります。

 

 floraisonでは、一人ひとりの認知特性に合わせた課題を作製し、お子さんにとって効果的な刺激視覚的・聴覚的な刺激)を与え、理解しやすく、楽しく学べる場を提供しながら、数概念の習得や、言葉の理解を促し、学習に対する意欲や習熟度を高めます。

 

 

 また、じっと座ってお話を聞いたり、順番やルールを守ることが苦手なお子さんは、お友達との関係性が確立しづらいことが少なくありません。

 

 floraisonは、遊びの中で、ルールを提示し、楽しく遊ぶためにはそれを守ることが大切だということを気づかせます。“ルールを守ることの大切さ”や、“順番を守ること”、“人の話を聞くこと”で、今何をしなければならないのか、どうすればお友達と楽しく遊べるのか、どのようなタイミングでお話をすればよいのかなど、コミュニケーションの向上および場面の理解を促します。

 

ことばの発達指導

*発達段階に合わせた”ことば”の理解および発話を促します。

 例えば、ことばの表出から、他者との言語的コミュニケーション能力を獲得するには、

 まずは、ものへ注意を向けることを促します。

 次に、そのものを指差し相手に視線を向ける相手の注意を誘う時には、相手の示すものを見る相手の意図を理解する意図の共有相手の意図に合わせた発話ができ、場の意図を理解可能、の順に促すことが重要です。

 

*会話文の能力を向上するために、「誰が」「何を」「どうした」の短文を作る能力を促し、

 次に、「いつ」「どこで」「だれと」を付加しながら長文を作る能力を促します。

*作文が苦手なお子さんには、具体的な場面に応じた会話文から文章作成能力を促し、

 次に、テーマごとにイメージを膨らませながら作文構成を考えられるように促します。

数の概念の獲得

数の概念の獲得には、まず、数にかかわることばの獲得が重要となります。

 そして、モノの特徴にかかわらず、「1」は「1つ」であることの理解が必要です。

 それには、数を数えたり、モノを数える際に見られる計数方略の獲得が基本となります。

 

計数方略が可能になるには、指差しや視線の動き、モノが位置する空間の理解などが深く関連し、

  ①安定した順序、②基数性、③順序向関連、④一対一対応、⑤抽象性、などの

 数の5つの原理の理解・獲得が必要であると言われています。

 

 つまり、数の概念には、様々な概念が関連し、その理解・獲得が重要となりますが、まずは、ことばの意味やその言葉が意図する内容の理解が重要であり、基本であるため、ことばの理解を促す指導を並行的に行いながら、数の概念の習得を目指します。